MASAAKi TAKAHASHi

コスチュームジュエリーデザイナー
MASAAKi TAKAHASHi氏

繊細で美しい、でも手間がかかるため職人がほとんど残っていないという「よせもの」。その時間がかかる手法を親子2代で守り、更に進化をさせているというデザイナーMASAAKi TAKAHASHi。

デザイナーでもあり、職人でもある、MASAAKi TAKAHASHiは、フィンランドの巨匠建築家、ユハ・レイヴィスカにも認められ、ヘルシンキの彼の事務所でスタッフとして活躍した経歴の持ち主。
そこで培った、光の空間が、コスチュームジュエリーでは、輝きの作品として、デザインされています。

「よせもの」という技術が紡ぐ
美しく繊細なバックピアス

装飾を生み出す技術に「よせもの」というものがあります。小さなパーツをひとつずつ並べて、クリスタルを留めてゆく。繊細で、気の遠くなる時間と手間を積み重ねて生まれる輝きです。

職人の真摯な気持ちが込められ、手仕事の温もりと柔らかな雰囲気をまとって光を放つ「よせもの」のアクセサリー。
つくり手と手に取る人を結ぶ、気持ちのこもった技術です。

華やかなのに軽い。
よせものが紡ぐ美しい輝き

製法のこだわり

  • making 浮かんでくる言葉からコンセプトを固めていく。
  • making 胡粉という貝殻から作られる、炭酸カルシウムを主成分とする顔料を乾燥させて土台を作る。
  • 胡粉の上に空枠を絶妙な位置で並べていく。近すぎては接点が作れないし、遠すぎてもダメ。
  • 枠を溶接していく。溶接がぼてっとすると透け感が失われてしまう。職人の技術力が問われる部分だ。
  • すべての溶接が終わると、型となっていた胡粉を壊して枠を取り出す。型は毎回作り直す。量産はできず、一点一点手作り。
  • 枠に合わせて、スワロフスキーをはめ込んでいく。
  • シャープな輝きと軽さ「よせもの」ジュエリー完成。
  • 普通のキャストで作られたものと違って、軽く、透ける。この繊細さが「よせもの」ならでは。

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